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<span class='qa-text'>私の人生の中で、世間でいう霊能力の修行をしたことは一度もありません。ただ、皆さんもよく聞いたことがあると思うのですが、「死ぬな」と感じたことがありました。こういう力が自分にあって、この仕事にたどり着くまでに、「ああ、もう私は死ぬな」と思う時があったんです。家で寝ていましたら——ちょうどバブルが弾けた頃で、接客業を10年やって辞めた、26、7の頃でした——左の後頭部がやたらと痛くて、重いんですね。人間の力では測り知れない重さ、そんなイメージです。整形外科、接骨院、マッサージ、どこへ行っても取れないんですよ。薬をもらっても、一向に良くならない。そんなとき、電話が鳴ったんです。こちらは何も言っていないのに、前に勤めていた職場の、私の嫌いな先輩——15歳は上でしょうか、40歳ちょっとの方——が、「ちょっと行ってみない?」と。世田谷に、です。霊能者とはうたっていませんでしたけど、いきなり電話が来て、「人生変わるから、ちょっと行ってみない」と言うんです。何のことだろうと思っていると、「3万かかるんだけど、ちょっと来て」と。その言葉だけで、引き出しから3万円を握りしめて行ったんですよ。そこで、後に師匠となる男性と出会いました。何も言っていないのに名前を書いて——私自身、霊能者的なことで整理したい人間関係もありましたので——当たり外れもあったのでしょうけど、視てもらった後に、「ちょっと待って、なんかついてる」と言われたんです。本当に何も言っていないんですよ。師匠はハリセンを持ってきて、違う部屋で「ここだ、ここだ」と言いながら、左の後頭部を思いっきり叩くんです。そして、「あなた今日ここに来ていなかったら死んでいたよ」と言われました。「何で分かるの?」と聞いたら、「分かるよ」と。そこから、痛みが治ったんです。本当にびっくりしました。それからは、ちょうど同級生が結婚適齢期で、結婚式に呼ばれることが多くなる時期でした。二次会や新居に呼ばれると、「今日は夫が出張だから」「遅いから泊まりに来て」と、友達がわりと多かったので。そうするうちに、友人からの相談事が増えていって、導かれるように、こういう仕事になったんですね。「当たることが多いよ、だからちょっと看板を出してみない?」ということで。今のようにITが盛んになっていない頃ですから、1990年代後半に、リクルートから出ている雑誌で募集させてもらいました。だいたい平均二時間ほどでしたが、何時間話しても3000円でいいですよ、と自宅で広告を出しましたら、来てくださって。お母さんを連れて来てくださったり、リピーターになってくださったりして、「へえ」と思ったんですね。</span>
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