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3日前
NPO法人クリーンオーシャンアンサンブル
NPO法人クリーンオーシャンアンサンブル、河川ごみ回収実証実験で過去最高22.10 kgを回収
NPO法人クリーンオーシャンアンサンブルは、香川県高松市の詰田川で実施した第3回河川ごみ回収実証実験で、改良型装置「kawasemi002」を導入し、過去最高となる22.10 kgの河川ごみを回収しました。この実験は8月9日から13日の5日間にわたり行われ、回収ポケットのサイズ変更と固定方法の最適化により、回収効率が大幅に向上しました。

NPO法人クリーンオーシャンアンサンブルは、海洋ごみ問題解決に向けて活動を続けています。2025年8月9日から13日にかけて、香川県高松市の詰田川で実施された第3回河川ごみ回収実証実験で、改良型装置「kawasemi002」を導入し、過去最高となる22.10 kgの河川ごみを回収しました。

この実験は、海洋ごみが陸域から河川を通じて海に流出し、深刻な環境問題となっていることを背景に、ごみが海に到達する前に河川で回収することを目的としています。今回の改良型装置「kawasemi002」は、回収ポケットのサイズ変更と固定方法の最適化により、1日当たりの回収量が向上し、最大で9 kgの回収が可能になりました。

回収されたごみの内訳は、重量が大きい順に「ペットボトル」「空き缶」「レジ袋」「発泡スチロール片」と続き、その他生活ごみが多数回収されました。これらの結果は、陸域のごみが河川を通じて海洋へ流出している実態を示すものとなりました。

回収結果の詳細は、NPO法人クリーンオーシャンアンサンブルが運営する「海洋ごみマップ」で公開されています。今回の実証実験結果はマップ内「No.883」で検索可能です。

NPO法人クリーンオーシャンアンサンブルは、この実験で得られたデータを基に、さらなる装置の改良を進め、次回の実証実験を2025年10月に予定しています。海洋ごみゼロの世界実現に向けて、今後も一歩ずつ前進してまいります。

PR TIMES [プレスリリース]
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