建設業
8日前
アスラテック株式会社
空間IDを活用した建設現場ロボット運用システムを開発~業界初、3次元位置情報でロボット自律移動を可能にし、2027年実用化めざす~
竹中工務店、NTTドコモビジネス、アスラテックが共同開発した空間IDを活用した建設現場ロボット運用システム「ロボットナビゲーションシステム」が発表されました。このシステムは、建設現場内におけるロボットの自律移動を可能にし、労働力不足の解消や生産性の向上に貢献します。本システムは、2027年の実用化を目指し、これまでの実証実験で得られた課題を解決していきます。

空間IDを活用した建設現場ロボット運用システムの開発


竹中工務店、NTTドコモビジネス、アスラテックが共同開発した空間IDを活用した建設現場ロボット運用システム「ロボットナビゲーションシステム」が発表されました。このシステムは、建設現場内におけるロボットの自律移動を可能にし、労働力不足の解消や生産性の向上に貢献します。


本システムは、NTTドコモビジネスが展開する建設現場の作業間調整を支援するサービス「tateras®作業間調整」と、空間IDの3次元位置情報を組み合わせることで、建設現場内におけるロボットの自律移動を可能にしました。これにより、巡回ロボットなどの高精度なルート設定が可能となり、ロボット運用に掛かる手間とコストが削減できます。


竹中工務店の建設現場で実施した実証実験では、本システムを用いたロボットの巡回作業により、現場職員の確認作業の負担が軽減され、業務時間を約30%削減できました。また、空間IDをシステム間の共通言語として活用することで、ロボットのシステム開発コストも約30%の削減が可能です。


今後の展開について


今後はこれまでの実証実験で得られた課題を解決し、2027年の実用化を目指します。竹中工務店、NTTドコモビジネス、アスラテックは本技術により、現場職員の労働時間を削減して働きやすい建設現場環境の実現に貢献していくとともに、デジタルツイン活用のための情報化を推進し、建築の設計・生産・運用の効率化を図っていきます。

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