
福岡雙葉高校生がペットボトルキャップをアップサイクルしたキーホルダー制作ワークショップ開催
2025年8月16日(土)、福岡市西区の木の葉モール橋本にて、福岡雙葉高等学校の生徒チーム「3mago」が主催し、NPO法人唐津Farm&Foodと九州探検隊が共催するアップサイクルワークショップ「ペットボトルキャップでキーホルダーを作ろう!」が開催されました。
このワークショップでは、雙葉高校の生徒たちが地域から集めたペットボトルキャップを、自らデザインした金型を用いて“Futabaのキーホルダー”へとアップサイクルしました。約100名の参加者(学校関係者や来場者の親子連れなど)が、この体験を楽しみました。
Futabaのキーホルダーは、生徒たちが掲げる「福岡のきれいな街から、きれいな未来をつくりたい」という想いを込めたふた葉の形で、循環型社会に向けた「新しい芽」を象徴しています。小さな芽から始まった取り組みがやがて大きな循環の輪となり、持続可能な社会を育てていく——今回の試みにはそのような願いが込められています。
イベント開催と同時期、スイス・ジュネーブでは「プラスチック汚染条約」の策定をめぐる国際会議が行われましたが、プラスチック生産量の規制をめぐる各国の意見の溝は埋まらず、合意は見送られました。国際的な合意形成が難しい現状に対し、私たちは地域から小さな芽を育てること、そしてその取り組みを社会へ発信し続けることが未来を変える第一歩になると信じています。
このワークショップは、廃棄物を資源として循環させる「サーキュラーエコノミー(循環型経済)」の実践と、生物多様性の保全や自然と共生する「ネイチャーポジティブ」な社会づくりとして位置づけられています。子どもから大人までが手を動かしながらアップサイクルを体験することで、「プラスチックの未来」を考えるきっかけとなり、国際的課題と地域のアクションをつなげる貴重な機会となりました。