
クールインテリジェンス株式会社(本社:東京都港区/代表取締役:山本浩司)は、イスラエルのApollo Power社製「超軽量フレキシブル太陽光パネル」を日本で初めて販売を開始します。荷重制限のある屋根や特殊構造の建物にも設置可能な同製品は、2026年度導入を予定されている一定規模施設の屋根上太陽光の設置義務化やエネルギーコスト削減といった市場のニーズに応える新たな選択肢として注目を集めています。
日本政府は、脱炭素社会の実現に向けた取り組みとして、2026年度から一定規模以上の工場・店舗・公共施設に対し、屋根への太陽光パネル設置目標の策定を義務化する方針を発表しました。この制度は、年間原油換算で1,500キロリットル以上のエネルギーを使用する約12,000の事業者・施設が対象となり、屋根上の太陽光発電導入が急速に進むことが予想されています。
一方で、建物の構造上荷重制限のある屋根では、従来型の太陽光パネルの設置が困難であり、導入の障壁となっています。次世代技術として期待されるペロブスカイト型太陽光パネルは、軽量かつ柔軟性に優れるものの、規格への技術適合や安定供給の面で実用化には時間を要する状況です。
こうした背景の中、クールインテリジェンス社が提供する超軽量フレキシブル太陽光パネルは、荷重制限のある屋根にも対応可能で、ペロブスカイト技術の本格普及までの「橋渡し技術」として、現場の課題を即座に解決できる実用的な選択肢です。当社はこの製品を通じて、義務化対応と企業の電力コスト対策を同時に支援し、持続可能なエネルギー社会の実現に貢献してまいります。
Apollo Power Ltd社のフレキシブル太陽光パネルは、従来のガラス製パネル(1㎡あたり約15~20kg)に比べ、わずか2.9kg/㎡と約1/6の軽さを実現しています。この超軽量設計により、荷重制限のある屋根や老朽化した建物、仮設構造物にも設置が可能です。また、柔軟性に優れ、曲面や特殊構造にも対応できるため、従来は設置を諦めていた工場・倉庫・商業施設などにも太陽光発電を導入できます。
さらに、軽量化によって施工時の安全性や工期短縮にも寄与し、建物への負荷を最小限に抑えながら屋根設置義務化や電力コスト削減に直結する実用的なソリューションです。
今回の販売代理店契約により、Apollo Power Ltd社は、新たな市場である日本において、超軽量フレキシブル太陽光パネルの本格展開をクールインテリジェンス社とともに推進してまいります。
クールインテリジェンス社は、本製品の導入により、これまで設置が困難とされていた荷重制限のある屋根や特殊構造の建物にも太陽光発電システムを設置できるようになり、太陽光パネルを設置できる建物の種類が大幅に拡大すると期待しています。
これにより、従来の重くて壊れやすいパネルでは設置を諦めていた、工場・倉庫・商業施設・仮設建物などの建物所有者や事業者に対して、新たな選択肢を提供することが可能となります。これらの施設における太陽光発電の導入を促進することで、未開拓だった市場の開発と設置可能な発電容量の増加を実現し、脱炭素社会の実現に向けた貢献を加速してまいります。