
ERPC、Solana Shredstream 共有エンドポイントを主要都市でパワーアップ、低レイテンシと安定性を強化
ELSOUL LABO B.V.とValidators DAOは、Solana Shredstreamの共有エンドポイントをFrankfurt、Amsterdam、New Yorkの主要リージョンでパワーアップメンテナンスを実施し、低レイテンシと安定性を強化しました。
利用の増加に対応するため、市場最高クロックのサーバー構成を複数適用し、計算資源と配信基盤の余力を拡充しました。既存の接続方法や価格・仕様・レート制限・認証方式に変更はありません。
共有エンドポイントを強化した理由と今回の内容
Shredstreamは板更新やブロック内イベントを最短経路で受け取り、アプリケーション側の判断と実行を加速させる基盤です。
ここ数カ月で共有エンドポイントの同時接続とストリーム処理が継続的に増加しており、ピーク時の処理余力と安定性をさらに高める必要がありました。
今回、市場最高クロックのサーバー構成を複数追加し、メモリ圧の緩和、ページキャッシュとリングバッファの余裕拡大、スパイク時のキュー詰まり抑制を重点的にチューニングしました。処理パスと配信パスの両面で滞留点を減らし、ピーク帯でも速度低下や取りこぼしが起きにくい挙動を目指しています。
Frankfurt・Amsterdam・New Yorkを強化する理由
Solanaではリーダーバリデータがグローバルに短周期で交代します。Frankfurt・Amsterdam・New Yorkにバリデータが多く集積しており、概ね約50%がこの3都市圏に集中しています。
この3拠点をカバーすることで、約50%の時間でリーダーと近接距離でアプリケーションを実行でき、最も時間を要しがちな外部ネットワーク往復を最小限に抑えられます。ネットワーク距離を削ることがそのまま速度と一貫性の向上につながります。
共有のパワーアップと専有の選択肢
共有エンドポイントは多くのユーザーに高いコスト効率で高速なデータストリームを提供するために設計されており、今回のパワーアップでピーク耐性と低レイテンシの維持力が向上しています。
一方で、共有は多数の利用が前提となるため、極端に厳しい遅延上限や常時最速の一貫性を求める要件に対しては、専有構成が適しています。
専有 Shredstreamは搭載CPUやサーバーの強さに応じて価格が設定されており、最も人気の選択肢はMetal Ryzenです。常に最速を求める用途に適した構成をご用意しています。
9月提供予定「SUPER EPYC VPS」について
9月には最も人気のFrankfurtから、5.7GHzの市場最高クロックスピードを誇るデータセンター向けCPUを活用した「SUPER EPYC VPS」の提供を開始予定です。
最新世代のCPUをVPS製品に採用する選択は一般的ではないため、入手が難しい限定的な提供となります。最速のVPSを求める用途において有力な選択肢です。
最高品質の最高スピードを狙うならベアメタル
VPSは物理サーバーを分割して使うのに対し、ベアメタルサーバーではCPU、メモリ、ディスク、ネットワーク帯域まで全てを専有できます。
これにより、ピークタイムでも高い安定性とスピードを維持しやすく、常に低レイテンシを求めるSolanaアプリケーションに適しています。
ERPCが解決する課題
一般的なRPC環境で発生しがちなトランザクション失敗やレイテンシ変動
多くのインフラプロバイダーによる性能制限
ネットワーク距離が通信品質に与える影響の大きさ
小規模プロジェクトほど高品質インフラへアクセスしづらい状況
製品の詳細や無料トライアル、ご利用開始までの流れ、専有構成や在庫のご相談、ウェイトリストへの参加は、Validators DAO 公式 Discord から受け付けています。
ERPC 公式サイト:https://erpc.global/ja
Validators DAO 公式 Discord:https://discord.gg/C7ZQSrCkYR
私達は今後も研究開発を続け、在庫の安定化とラインナップの拡充を進め、より多くのプロジェクトに価値をお届けできるよう努めてまいります。
引き続き何卒よろしくお願いいたします。