
ファストドクター株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:菊池 亮、水野 敬志)は、2025年8月26日に首相官邸で開催された「日本スタートアップ大賞2025」の表彰式において、医療・福祉分野における社会課題への取り組みが高く評価され、「厚生労働大臣賞(医療・福祉スタートアップ賞)」を受賞しました。
「日本スタートアップ大賞」は、次世代のロールモデルとなるインパクトのある新事業を創出した起業家・スタートアップを称え、その挑戦を広く可視化して、起業家一般の社会的評価と起業への機運を高めることを目的とした表彰制度です。このたび当社が受賞した「医療・福祉スタートアップ賞」は、医療・福祉分野でイノベーションを生み、業界や社会の発展に寄与したスタートアップに授与される賞です。
受賞ポイントは、医療アクセスの地域格差や緊急時の対応力不足といった課題に対し、医療提供に必要な資源を集約したプラットフォームを通じて解決策を提供し、災害時の迅速な対応体制や、地域医療機関との連携による包括的な医療支援体制の構築を実現し、社会課題の解決に貢献している点です。
ファストドクターは、約5,000名の医師を含む医療リソースとAI・DXを融合した日本最大級のプラットフォームを基盤に、24時間対応のオンライン診療や夜間休日の救急往診の体制を整備し、地域の医療課題や社会的ニーズに応える多様なサービスを展開しています。生活者には地域的・時間的な制約を超えた「医療の入口」を提供し、医療機関や自治体には、在宅医療や救急を含めた「地域医療体制の補完」を後押しすることで、持続可能な地域医療の実現に貢献します。
授賞式では、石破茂内閣総理大臣や吉田真次厚生労働大臣政務官に対し、当社が持つ「大規模な医療リソースとAI・DXテクノロジーを融合した医療体制支援の独自性」についてご紹介するとともに、地域医療の強化に資する新たな支援体制の意義をお伝えしました。また、近年「骨太の方針」等でも繰り返し言及されている「医師の偏在・不在問題」に対しても当社のプラットフォームが有効な解決策となり得ること、さらに2040年に向けて直面する医療需給ギャップの解決には既存の医療体制と新たな支援体制との協働が不可欠であることをご理解いただきました。
当社は今後も、プラットフォームの独自の強みを活かし、柔軟で生産性の高い医療体制の構築を支援しながら「医療の2040年問題」に向けた課題解決に挑み、誰もが安心して医療を受けられる持続可能な社会の実現に貢献してまいります。